就職氷河期

バブル経済崩壊後・リーマンショック以降の就職難、就職氷河期

就職氷河期とは、社会的に就職難となった時期の通称。 バブル経済崩壊後の就職難の時期を指す。いわゆる1993年~2002年前後に就職活動を行った世代。 この時期に就職活動を行った世代を「氷河期世代」と呼んだが、2008年にサブプライムローン問題を発端とする 世界的な景気悪化が本格化し、雇用情勢はバブル経済崩壊後に続き再び氷河期の情勢に至った。

うつ病(鬱病)と隣り合わせで就職活動を続ける新卒予定者

2010年、「超氷河期」ともいわれる就職状況の中、来春の新卒予定者らを対象にした就職面接会が大阪市内で開かれ、 内定が決まっていない大学生ら約1500人が参加した。今年は“連戦連敗”で鬱状態に陥り、専門家による心のケアを受ける学生が増加。 会場には、こうした学生のための相談コーナーも初めて設けられ、厳しい年の瀬を迎える学生たちの就活事情が改めて浮き彫りになった。
面接会は大阪労働局などが主催。例年より約3カ月前倒しで開催され、大阪府内の中小企業など70社が参加し、参加者は前年より約1.5倍増えた。 大阪市の男子学生(22)は「自分に合った職場を探しているが、どうすればいいか分からない。親からは年内に決めろと言われている」と焦りを隠せない。 労働局によると、来春の新卒者の就職内定率は、10月1日現在で全国平均が過去最低の57.6%、近畿でも過去2番目に低い60.5%まで落ち込んでいる。
「若い人は大手に目を向けがちですね…」と話すのは、居酒屋チェーンなどを展開する丸善食品 販売一課の課長(34)。 住友金属工業子会社の住金精鋼(大阪府堺市)総務室長(49)も「住金のブランドだけでは優秀な人材は来てくれない」と本音を漏らす。
この日の面接会でも、座席が埋まり、ブースからあふれるほどの学生が集まった企業もあったが、 逆に学生がほとんど寄りつかないブースもあるなど「二極化」が目立った。
「危険で体力がなければできない仕事と勘違いされている」と綜合警備保障採用部の課長代理(39)。 実際、警察官や消防士を目指す学生らが“滑り止め”として同社を受けるケースも多いという。

「存在を否定された!」書類選考で落とされ、泣き叫ぶ学生たち

一方、会場には臨床心理士による相談コーナーが初めて設置され、就職難が原因で精神的な不安を抱える学生が集まった。
大学生らの就活を支援する大阪学生職業センターは「有名企業を何十社も受けて落ちると、自分を無能だと思い込み、 敗北感を抱いてしまう。相談にきて、いきなり号泣する人もいる」と話す。
最近は、抗鬱剤を飲みながら就職活動を続ける学生も少なくないという。
面接会場を訪れた大阪府の女子学生(22)は「これまで50社に応募したが書類選考で落とされ、面接まで残ったのは2社だけ。 自分の存在を否定されているようで自信がなくなった。つらいです」と泣き叫んだ。
同センターによると、今年度の利用者は9月末現在、前年比約3割増。担当者は「年末から年明けにかけ、さらに増えるのでは」と予測する。 彼らにも精神障害者としての就職が有効なはずだが、大学を卒業したばかりで精神障害者手帳を取得し、 障害者として働くのには、まだ抵抗があるのかもしれない。

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