大人の発達障害とは、

問題が社会に出てから表面化、大人の発達障害

やるべきことを先延ばし、仕事のミス、遅刻、人間関係がうまくできない、落ち着きがない、片づけられない… で社会からドロップアウト、就業機会の損失。

衝動的な行動をとることがある「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」や、対人スキルや社会性に難のある「自閉症」と「アスペルガー症候群(AS)」、 特定能力の習得に難のある「学習障害(LD)」など、小学生や中学生など子供の問題に重点がおかれていた、発達障害ですが、 現実には青年期や成人期以降に発達障害と診断される事例が多々あります。

大学や大学院までの勉強さえしていれば許される期間、学費さえ納めていれば許される期間は、 自身の何らかの方法で発達障害に対する自衛手段を取っていたり、 学業においては健常者よりもむしろ優秀な成績を収めるケースも少なくなく、問題にならず済むのですが、 社会に出てから問題が表面化するケースが多く見られます。

発達障害特有の問題で職場を追われ、うつ病(鬱病)ひきこもりも

具体的には、やるべきことでも苦手なものは先延ばしにする。仕事のミスが多い。 時間に遅れる。人の話を聞かない。人付き合いがうまくできない。場の空気が読めない。 キレやすい。落ち着きがない。片づけられない、という発達障害特有の問題で、 職場を追われるなど行き場を失い、うつ病(鬱病)やひきこもりも併発しかねません。

発達障害の特性が成年期になっても薄れないケースは多々あります

発達障害の大多数は先天的なものですが、本人が自身の障害に気づかないまま社会に出た場合、こうしたトラブルに戸惑ったり、 自身がそのような障害を持っているということを頑なに否定したりします。

また、発達障害の診断基準に幼少期の状況が聞かれる場合も多く、当時の資料や記憶が乏しかったりした場合など、 子供の発達障害に比べ診断が困難である場合が多く、昭和大学附属烏山病院など少数ながら大人の発達障害を扱っている病院もありますが、 発達障害の研究及び診断、支援の中では特に遅れている分野です。

また、発達障害の特性は成人期になると薄れていくと言われることがありますが、 実際には特性がほとんど薄れていないケースが多く、また、こうした認識が、 社会からのドロップアウトや就業機会の損失に拍車をかけている側面もあります。

広汎性発達障害 - Pervasive Developmental Disorders:PDD

発達に歪みがあり、通常はしない特異な行動が見られる。

※精神遅滞(MR=知的障害)を伴わないもの(概ねIQ70以上)を特に軽度発達障害とも呼ぶ。

知的障害・精神遅滞 - Mental Retardation:MR

発達に遅れがあり、スキルの獲得に時間がかかる。

学習障害 - Learning Disorders:LD

注意欠陥/多動性障害 - Attention Deficit/Hyperactivity Disorders:AD/HD

発達に偏りがあり、特定の分野において困難が見られる。

※精神遅滞(MR=知的障害)を伴わないもの(概ねIQ70以上)を特に軽度発達障害とも呼ぶ。

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